日本で飛び級可能!?
2021年高校2年の生徒が京都大学の医学部に飛び級したことがネットに取り上げられ話題になりましたがでは、飛び級ってどうしたらできるのか疑問になると思いますのでその方法を説明していきたいと思います。
飛び級って?
成績の優秀な人物が、本来の学年よりも上の学年に進級したり、上の教育課程に進学することを「飛び級」といいます。日本では、生徒は平等に扱わなければならないという考えから、高校以下の教育課程では認められていません。
日本の学校で飛び級を採用しているのは、大学や大学院に限られます。しかし一般的ではなく、非常に限定的です。日本では、大学への飛び級による進学は1997年に法改正により数学と物理の分野に限り解禁され、その後2001年度よりすべての分野において解禁されました。
飛び入学って?
飛び級制度による進級は、日本の日本の大学で飛び級制度を採り入れている大学は、主に入学試験で飛び級制度を実施しています。飛び級制度の中でも、飛び級して本来の学年よりも上の学校に進学する場合、たとえば高校を卒業していない人が大学に進学することは「飛び入学」と呼ぶこともあります。
※文部科学省の規定により、飛び級して入学するためには次の条件を満たしている必要があります。
条件
・高等学校に2年以上在学した者(またはそれに準ずる者)で、大学が定める特に優れた資質を有する者。(大学への飛び入学の場合)
・特に優れた資質の認定に当たって、高等学校の校長の推薦を求めるなど、制度の適切な運用を工夫していること。
・自己点検・評価の実施及びその結果の公表を行うこと。
・大学院が置かれ、かつ、教育研究上の実績及び指導体制を有すること。
・優秀な成績で修得すべき大学院が定める単位をあらかじめ公表するなど、制度の適切な運用について配慮していることなど様々あります。
飛び級制度実施大学
- 東京藝術大学(音楽学部)
- 日本体育大学(体育学部)
- 桐朋学園大学(音楽学部)
- 千葉大学(文学部・理学部・工学部・園芸学部)
- 会津大学(コンピュータ理工学部)
- 京都大学(医学部)
- エリザベト音楽大学(音楽学部)
- 名城大学(理工学部)